狩猟・ジビエに関する漫画&書籍の感想【私の読んだ7冊】〜ゴールデンカムイの後におすすめ〜
私が読んだ狩猟・ジビエ漫画と書籍のまとめ
数年前から狩猟に興味が出始めた私。命をいただき、その重みと大切さを・・・といった大それたことではなく。
- クセのある肉が好き
- 好奇心(なんでも知りたい)
- サバイバル状況に面したときに生き抜く知識として知りたいから
といった単純な理由からです…。(3番目は無いと思いますが)
それからシカ増加による農業被害と狩猟・ジビエの関係性の問題を友人から聞いたのも大きかったです。
関連書籍を読んだり、食べれるお店があれば食べてみたり。機会があれば猟や解体も経験してみたい…!
今回は、そんな私が読んだ、狩猟とジビエ関連書籍&漫画の記録です。
- 私が読んだ狩猟・ジビエ漫画と書籍のまとめ
- 『わたし、解体はじめました』畠山千春
- 『鹿と日本人』田中淳夫
- 『ジビエを食べれば「害獣」は減るのか』和田 一雄
- 『ゴールデンカムイ』野田サトル
- 『山賊ダイアリー 』岡本健太郎
- 『百姓貴族』荒川弘
- 『東京カリニク鉄砲隊』これかわ かずとも
- 意外とあった狩猟漫画
書籍編
『わたし、解体はじめました』畠山千春
カバーも中身も女性向けですね。著者は都会に住む普通の女の子でした。そんな彼女が狩猟に興味を持ち、実際に狩猟をし、解体し、肉を食べ、さらには自分で育てた鶏を食べること、などを経験していく様子が描かれたエッセイです。
その時その時の素直な感想で成り立っているので、女性向けエッセイとしてとても読みやすかったです。一人の女性の体験談として面白いと思います。
『鹿と日本人』田中淳夫
2018年の夏に出版された本。鹿やその他害獣とされている動物たちの現状を、歴史とデータをふまえて知ることが出来ました。
食肉やその他活用方法のお話もありますが、奈良の鹿についての記述が大半といった印象。鹿せんべいを貰うためにお辞儀したり、可愛いよ鹿…。
『ジビエを食べれば「害獣」は減るのか』和田 一雄
ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント
- 作者: 和田一雄
- 出版社/メーカー: 八坂書房
- 発売日: 2013/06/01
- メディア: 単行本
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タイトルがまさに気になっていた問題そのものでした。野生動物を研究されている先生の著書。
シカが増えすぎて農業に被害が出ている近年。じゃあジビエとして獲って食べればシカも減って解決!という訳にもいかないようで、問題がこんなに山積みだったとは…。
著者が最終的に解決策として提案している策があります。しかしの策は、後に紹介する『百姓貴族』では農家からの意見として「絶対にやめてくれ!!」と言われていて…。
生態系、農業、家畜。みんなが幸せになれる方法って…。本当に難しいですね。ちなみにシカだけでなく、サルやアザラシの問題についても学べます。
漫画編
『ゴールデンカムイ』野田サトル
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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説明するまでもなく大人気作品!明治時代の北海道を舞台に、狩猟民族・アイヌの少女とともにサバイバル&バトル&グルメを繰り広げる漫画。作者も実際に狩猟して、専門家に取材して、ものすごく本気でアイヌ文化や狩猟について描いています。
バトルも狩猟も、グルメもキャラクターも、ストーリーも歴史も、全ての方向が完璧に抑えられて面白くない訳がない〜!!
変態漫画としても名高い。アニメで大幅カットされても、あぁ、うん、仕方ないね…としか思えない。グロさえ大丈夫なら、これが面白くない人はいないんじゃないか…とすら思う完成度。
『山賊ダイアリー 』岡本健太郎
地元の田舎で猟師になった作者の奮闘記。も〜凄く面白い。本当にリアルな体験記で、田舎に暮らし、猟をし、食べる。そんな人々の暮らしぶりを覗くことができます。
ちょっとした失敗やアクシデントで思わず笑ってしまい、キャラクター(実在の人物ですが)も皆さん愛らしい。ほんわかします、。しかし現代の狩猟は法律やルールが沢山あって大変ですね。
著者の何でも食べる精神が凄いです。カラスも食べる。ヌートリアも食べる。(美味しいらしい)ヌートリア、九州には生息していないのであんなの道端にいたら叫んでしまいそう…。
『百姓貴族』荒川弘
狩猟漫画ではなく農業漫画ですが、日常的にごく自然に鹿肉(家畜の肉も)食べてるので…。食べることについて本当に考えさせられます。『銀の匙』もすごく面白いけど、リアル体験談の方が面白いのがすごい。「事実は小説よりも奇なり」を地で行ってますよね。
『鋼の錬金術』での巻末ギャグ4コマが面白くて面白くて好きだったので、全編通してそのノリが楽しめるのも嬉しいです。
『東京カリニク鉄砲隊』これかわ かずとも
都会の漫画家が狩猟を始める漫画。実際の経験に基づいているであろう、リアルな狩猟シーン有りなので、狩猟について学べます。『山賊ダイアリー』ではあまりなかったグループ猟がメイン。
可愛い女の子が出てきたり、フィクション性、エンターテイメント性が多いです。リアル体験記を読みたい求める私にはそれがやや邪魔に思えてしまいました。こちらはわりと娯楽としての狩猟って感じのニュアンスかな・・。
意外とあった狩猟漫画
私の読んだことのある書籍、漫画は以上です。ゴールデンカムイを読んで狩猟漫画がもっと読みたくなった方の参考になればと思います〜。
まだ読めていない狩猟漫画もあるし、(罠ガールとか、マタギとか) 今回は入れてなかったサバイバルものも合わせれば結構多いですね、狩猟マンガ。
※2019年5月追記※
さらに2漫画作品を読みました。両方可愛い女子高生が主役だけどリアルです。
漫画で読んだことはやってみたくなるたちなので、いつかこのブログで狩猟レポをやる日が来る…かも…しれない……。
更新者:こま津
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