漫画感想『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』|柴田ヨクサル×仮面ライダーなんて面白いに決まってる・・・

ハチワンダイバー』や『エアマスター』の柴田ヨクサル先生が仮面ライダーの漫画を描いたらそりゃ面白いでしょうよ〜!と思っていたら予想以上に面白かったです。

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設定とあらすじ・・仮面ライダーになるためだけに生きてきた男、東島丹三郎40歳(アルバイト)

もうこの設定だけでかなり色んな意味でグッとくるものがありますね・・・。その世代の男児なら誰でも憧れ、なりたいと願ったであろう仮面ライダー。しかし、彼ほど本気で仮面ライダーになろうとした男はいなかったでしょう。

山に篭り、アルバイトで生活費を捻出し、ひたすら体を鍛える日々。(もちろん独身)しかし待てども待てどもショッカーは現れないし仮面ライダーにもなれず、将来のことを考えていたのでした。

 

なんでもできる!なんでもなれる!!(1話までネタバレ感想)

そんなとき巷で「ショッカー強盗」なるものが流行。ただの目出し帽をかぶった強盗なんですが、「イーッ!!」とショッカーの真似をし叫んでみると力が漲ってきた・・・と後に強盗は語る。そんなショッカー強盗が東島丹三郎の前にも現れ、本気の、全力の「仮面ライダーごっこ」が始まります。

何十年も仮面ライダーになるべく鍛え続けてきた東島丹三郎は一般人なんて目じゃないくらい強いのもちろんショッカー強盗を撃退。

ショッカーが現れてくれたことに感涙しながら強盗にパンチやライダーキックを喰らわせるたび、よかったね、よかったね…と嬉しくなります。そして気付いたのですがまだ1話だった…。

まだ1話なのに、東島丹三郎の修業の日々を長年見守ってきた気分になっていました。柴田ヲクサル先生の漫画の「熱」や「圧」のせいでしょうか。もーヨクサル節が熱いこと熱いこと。熱すぎて笑えますよね。大好きです。

長く苦しい努力の末、「ある意味」仮面ライダーとなった中年の姿に希望を貰えます。どんな型でも努力は無駄にならないのです。

そしてそれだけでは終わらない!!

 

熱すぎる新しい仮面ライダー漫画のはじまり

強すぎる「仮面ライダー愛」のすえにショッカー強盗を倒し、仮面ライダーとして一躍ネットニュースにも取り上げられた東島丹三郎。そして1話の最後に、「彼女」を愛し、彼女に憧れる女性が登場します。ヨクサル先生の闘うムッチムチ女子、待ってました〜〜〜!!!もーこの子もとても魅力的。職業が…職業がまた良い〜〜。

東島丹三郎と彼女、二人の本気で「ガチ」なオタクが今後どう活躍していくのが楽しみです。

敵の様子もなんだかおかしいぞ……??

この調子でいけばゆくゆくは、それぞれの仮面ライダーシリーズを愛する、それぞれのガチ勢が現れてバトルになっていくのでは?と思うとワクワクしてしょうがないです。 

こう…それぞれの戦い方で戦いつつ、オタク語りで愛と愛がぶつかり合うんじゃないかと…。ぜったい面白そう…。

 

テレビシリーズの仮面ライダーから派生した漫画も多くなり、「仮面ライダー漫画」というジャンルでくくれるくらいになってきたんじゃないかな〜?と思うのですがまた新たな切り口の漫画が加わりましたね!

期待通りの柴田ヨクサル節と、予想以上ばかりの展開ですごく面白い。続刊が楽しみすぎます。

 

第一話試し読みはこちら

WEBヒーローズで第1話が読めました!未読の方はこちらから熱を感じて欲しいです。

更新者:こま津

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実家でカキフライをお腹いっぱい食べられて幸せです。今年もお世話になりました。