『子ども科学電話相談』の先生たちのご著書まとめ【自分用メモ】

今春からレギュラー放送もスタートしたNHKラジオの大人気番組『 子ども科学電話相談 - NHK』。昨年からすっかりファンになりました。大人がびっくりするような子供たちの視点が微笑ましいし、真摯に答える先生たちを好きになってしまう運命から逃れられない。

より先生たちの研究や考えについて知りたくなったので、先生たちのご著書を探してみました。歴史ある番組かつ著書の多い先生もいらっしゃるので、下記の基準で選出した「自分用読んでみたいものリスト」です。(2019年7月現在)

  • 現在番組ホームページで紹介されている先生のご著書
  • 現在書店やAmazonなどで手に入れられるもの

 

恐竜|小林快次先生『恐竜まみれ』ほか

恐竜まみれ :発掘現場は今日も命がけ

恐竜まみれ :発掘現場は今日も命がけ

 

つい先日発刊された最新作。1年の3分の1を発掘調査に費やす小林先生の発掘記。灼熱のゴビ砂漠からアラスカまで・・・!まさに命がけですね。

ぼくは恐竜探険家!

ぼくは恐竜探険家!

 

数々の恐竜図鑑などを監修されている少年たちのヒーロー、ダイナソー小林先生。少年がいかにして恐竜学者になったのか・・・小林先生の歩んだ道を語られた本。最新の研究内容も。

 

鳥|川上和人先生『トリノトリビア』ほか

comatsu-sub.hatenablog.com

川上先生のご著著はこちらを拝読しました。子どもへの問いかけや説明が上手すぎる川上先生、文章力も圧倒的です。散りばめられたギャグに爆笑、ぐんぐん引き込まれる語り口。気づいたら先生のお仕事や鳥について詳しくなれる。アニメや漫画ネタが盛りだくさんなのに、知らない人が置いてけぼりになったりサムくなることもなくただただ面白いのが凄い!抜群のセンスを感じます。沢山ある著書の中で次に読んでみたいのは以下2作。

トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

 
鳥肉以上,鳥学未満.

鳥肉以上,鳥学未満.

 

 

鳥|上田恵介先生『日本の可愛い鳥 世界の綺麗な鳥』ほか

うずらのじかん1

うずらのじかん1

 

ほんわか優しいお人柄溢れ出る上田先生。先生と研究所にいるうずらちゃんの日々を描いたコミックエッセイがありました。ラジオの印象どおりのほんわかさ・・・!

日本のかわいい鳥 世界の綺麗な鳥(ビジュアルだいわ文庫)

日本のかわいい鳥 世界の綺麗な鳥(ビジュアルだいわ文庫)

 

図鑑の監修も多くされている上田先生。とくに「美しい」「可愛い」シリーズは眺めるだけで幸せになれそう。

 

プログラミング|岡嶋裕史先生『こどもが楽しむ「プログラミン」入門』ほか

先日初めて追加されたジャンル、「プログラミング」。最近よく話題になっていますし、来年から小学校でも必修になるということで、大人としてもちょっとは知っておきたい。でも難しいのでこんな本から始めようと思います。 

大切なのは「プログラミング的思考」。必修教育を間近に控えた、教育視点のご著書です。

 

動物|小菅正夫先生『ゴリラは戦わない』ほか

ゴリラは戦わない (中公新書ラクレ)

ゴリラは戦わない (中公新書ラクレ)

 

ゴリラの生体から現代社会の人間の幸せな生き方を学ぶ。動物園界の大物二人が対談されています。

小菅先生といえば旭山動物園。昨年念願叶って来園してきたのですが、活き活きとした動物が見れる素晴らしい展示でありながら、園の端々はいたって普通の動物園。アイディアと努力によって日本一の動物園になったんだな・・・・と肌で感じることが出来ました。

 

動物|成島悦雄先生『珍獣図鑑』

珍獣図鑑

珍獣図鑑

 

図鑑の監修を多くされている成島先生。こちらのご著書は、最近流行りの面白系図鑑かな?と思いきやレビューを見るとまったく違ったアプローチなことが分かり凄く読みたくなりました。

 

科学|藤田貢崇先生『ミクロの窓から宇宙をさぐる』

NHKカルチャーラジオ 科学と人間 ミクロの窓から宇宙をさぐる (NHKシリーズ)

NHKカルチャーラジオ 科学と人間 ミクロの窓から宇宙をさぐる (NHKシリーズ)

 

おっとりボイスに癒やされる藤田先生。素粒子から宇宙を探る・・・?というそこからもう素人目には難しいのですが、こちらでは分かりやすく書かれているとのこと。

 

科学|竹内薫先生『教養バカ』ほか

サイエンス作家の竹内先生、さすがの著書数でベストセラーも多数ありましたがその中から面白そうだったものを。

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

 

 

心と体|篠原菊紀先生『すぐやる脳に変わる37の習慣』ほか

「すぐにやる脳」に変わる37の習慣

「すぐにやる脳」に変わる37の習慣

 

脳の専門医である篠原先生。脳科学をもとに書かれていると思うととても説得力がありますね。先生が監修されている脳トレやドリル本が沢山ありました。

1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ!  漢字ドリル366日

1日1分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 漢字ドリル366日

 

 

ロボット・AI|坂本真樹先生『人工知能時代の就職活動』ほか

坂本真樹と考える どうする? 人工知能時代の就職活動
 

人工知能・AIといっても幅広いのでしょうが、「人工知能の発展により無くなる仕事」「人間に求められるもの」については将来の自分の生活にも直結しますし興味深いところです。

オノマトペ!!!坂本先生からよく聞くワードですね!人工知能の先生が書かれる女性向けの恋愛本、とても気になります。 

 

昆虫|久留飛克明先生

家の中のすごい生きもの図鑑 一番身近な生き物たちの知られざる生き様とスゴ技

家の中のすごい生きもの図鑑 一番身近な生き物たちの知られざる生き様とスゴ技

 

虫の気持ちになって考えることを大切にされているのがラジオからも伝わってくる久留飛先生。家の中の身近な虫について関西弁でユーモラスに紹介されています。

 

昆虫|丸山宗利先生『昆虫はすごい』ほか

昆虫はすごい (光文社新書)

昆虫はすごい (光文社新書)

 

正直言って私は虫が大の苦手。しかし虫を研究されている先生方の話を聴いていると虫について知ってみようと思えます。学ぶことにより苦手意識が無くなるといいなと願いつつ写真部分は薄目で読みます。

丸山宗利・じゅえき太郎の?昆虫手帳

丸山宗利・じゅえき太郎の?昆虫手帳

 

これは可愛い!ある小学生の男の子が拾った「昆虫学者・丸山宗利先生の昆虫手帳」には虫のイラストやメモがぎっしり。私達も一緒に手帳を見ることで昆虫について学べます。

 

天文・宇宙|永田美絵先生『カリスマ解説員の楽しい星空入門』

カリスマ解説員の 楽しい星空入門 (ちくま新書 1269)

カリスマ解説員の 楽しい星空入門 (ちくま新書 1269)

 

現役のプラネタリウム解説員の永田先生。星や天文のお話をときに科学的に、ときにロマンチックに子どもたちに解説する様子はお見事です。そんな永田先生による星にまつわる知識とプラネタリウムの裏側のお話。 

 

天文・宇宙|本間希樹先生『巨大ブラックホールの謎』

ブラックホールの撮影成功により、日本中の大スターとなった本間先生!ブラックホールって考えれば考えるほどよく分からなくてそこが面白いですね。

 

植物|田中修先生『植物のかしこい生き方』ほか

植物は無駄に戦わず、したたかでとても賢いというのは田中先生がよくラジオでもおっしゃっていますね!そんな生体について語られたご著書。人間の生き方についても考えさせられそう。

植物はおいしい: 身近な植物の知られざる秘密 (ちくま新書 (1425))
 

こちらはまもなく発売の最新作。食べる、という視点から考える植物の凄さや不思議について。

 

植物|塚谷裕一先生『スキマの植物の世界』

カラー版 - スキマの植物の世界 (中公新書)

カラー版 - スキマの植物の世界 (中公新書)

 

アスファルトの割れ目や石垣などから顔を見せる小さな植物や花たちを、沢山のカラー写真で紹介されています。通学や通勤途中で見ることができる良い図鑑ですね。

 

植物|多田多恵子先生『実とタネくキャラクター図鑑』

図鑑の監修や沢山の著書のある多田先生、とくにタネの本が面白そう。カラーの写真とイラストでタネを紹介し、可愛いキャラクターにしています。

 

以上、これから読みたい先生たちのご著書まとめでした。どのジャンルもそれぞれ面白そうで、興味深いことばかり。子供の疑問解決だけでなく大人の「学んでみたい」スイッチを押してくれる番組です。