松井優征先生の読み切り『Fけん』を読んだ※後半ネタバレあり※
『暗殺教室』が連載終了し約2年、待望の松井先生の新作読み切りが少年ジャンプ2019年35・36合併号に掲載されました。
松井優征が剣道を題材にした読み切り「Fけん」でジャンプに登場https://t.co/1iX3ViSAQ9 pic.twitter.com/6szhAslwbv
— コミックナタリー (@comic_natalie) August 4, 2019
『魔人探偵脳噛ネウロ』から松井先生のファンで、先生の作品なら読み切りからレポまで何でも好き、信者と言われても仕方がないと思っています。だって先生のセンスそのものが好きだから・・・・。ファンレターも出したことがある。
そんな私なのでTwitterで読み切りの告知されてから楽しみで楽しみで。さっそくコンビニでジャンプを買ってきました。少年誌をアラサー女性が購入する恥ずかしさはあったものの、長年のニチアサ特撮好きで培った「息子or甥っ子に頼まれた自分」設定を心に刻み颯爽と購入。
う〜〜〜ん面白かった!1巡目は「なるほど」2巡目は「面白い」3巡目は「めっちゃ好き・・・」と読むたび好きになっていく。
『ネウロ』が完全にこのパターンでメリメリとハマりこんでいったのを思い出しました。本当に松井先生の作品って読めば読むほど好きになるし、何回も読みたくなる。これは御本人もコミックスの巻末だったか、何かのインタビューかで語っておられましたね。何回読んでも楽しめるように絵やコミックスの装丁などに色々「仕込んで」いると・・。
相変わらずの計算された邪道+王道※ネタバレあり※
顔も身体も完璧な女子高生が、「フェチ」で剣道部を(ヤバめに)強くするというストーリー。ぶっ飛んだ部員のトリッキーさやフェチを取り入れた変態的な練習風景など、びっくりするような奇抜な設定なのですが、やっていることや教えてくれることは正統派の少年漫画・・・というまさに『暗殺教室』の勢いそのままです。
松井先生の漫画に出てくる登場人物って、みんな結局は「誰かのために」考えて行動してますよね。一見悪者に見える子も、実際悪かった子も、人にふれ人のために行動するようになる・・・。今回の読み切り『Fけん』の「彼女」(そういえば名前が出てこないですね)はまさにそのタイプでした。それ抜きにしても悪女っぷりと見た目がめちゃくちゃ可愛いけど!!!
ジャンプを買って何度か読んだあと、綺麗な線でも読みたくなってジャンプ+のアプリで電子版も購入しました。初めからこうすれば良かったのでは・・・・。
クリアな画質で、スカートが透けてボディラインが見えているところや、肌や胸へのトーン使いなど、ただならぬこだわりを新たに発見を得ることが出来て良かったです。
そしてもちろん期待してしまう次回連載。
『暗殺教室』ではジャンプ内でも上位の圧倒的人気と、『ネウロ』でなし得なかったアニメ化、実写化のメディアミックスの大成功をおさめた松井先生。大成功させるだけでなく映画と漫画を同時期に終わらせるという計算っぷりでしたもんね。めったにあることじゃない・・・本当に凄い。
作品に対するすさまじい責任感と緻密な計算で、いつも我々を驚かせ楽しませてくれる松井先生、次回作もきっと色々仕込んでくるんだろうなと思いつつ・・・・
個人的には松井先生が描きたい作品を描きたいように描いてたものが読んでみたい。計算の人、松井先生から計算を抜くことは難しいかもしれませんが、いったいどんな作品になるんだろう・・・。興味を抑えきれない。
そして何年も前から言ってるけどお願いだからネウロの!!画集を出してくれ!!!!お願い集英社さん!!!!
せっかく本誌を買ったことですし、アンケートハガキに書いて出すこととします。ほら、松井先生漫画家デビュー15周年とかで、どうか・・・・。
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