『SSSS.GRIDMAN』最終話感想|アカネと六花のボディの差について納得しました【ネタバレ有】

原作『電光超人グリッドマン』を知らずに観た人の最終話感想

 

先日最終回を迎えた『SSSS.GRIDMAN』。恥ずかしながら私は原作の 『電光超人グリッドマン』を知らないまま視聴していました。「何?グリッドマンって?」状態。

どうやら原作があり、原作は20年前くらいの円谷特撮なんだな、いうことぐらいを把握していました。でもまぁ、またアニメは別物だろうと、ただのアニメバージョンだと、そう思っていて。(今思えばものすごくもったいない)

そしてウルトラマンはじめ、巨大化系の特撮に疎いので、みんながこれ!!!これだよ!!!てなってる部分も語れないので、

「原作を知らない、可愛い女の子キャラクターが大好きなやつの『SSSS.GRIDMAN』の感想」と思って、温かい目で読んでいただければと思います・・・。

覚・醒

覚・醒

 

 

新条アカネという少女の救済、覚醒※ここからネタバレ有り※

『SSSS.GRIDMAN』は原作を知らない、巨大化ヒーローについて明るくない私でもとても面白く楽しめましたし、感動したお話でした。

要因としては新条アカネという存在が大きかったと思います。この世界の神様で好き放題できて、みんなに好かれてるけど孤独。満たされてなくて観ていて切ない。世の中に対する不満や不信感がたくさんあってどうしようもないんだろうな、それ故に歪んでしまったんだろう、どうかこの少女が救済されてほしいと願いながら視聴していました。

そして最終回、ラストシーン。

実写カットが入った瞬間から鳥肌が立ちっぱなしでした・・。『電光超人グリッドマン』のコンピューターワールド設定ももちろん知らなかった私の解釈は、

  • アニメの世界はアカネの作り出した夢、妄想の世界で、リアルアカネは嫌なことばかりの現実から妄想の世界に逃げていた。
  • そんな精神世界(のようなもの)で悪さをする奴(アレクシス)がいて、そいつに目をつけられた。
  • 人々の精神世界を守るエージェント、グリッドマンがアカネの夢の住人たちと協力し、アカネを現実世界に戻れるようにしてくれた。

というもの。(原作の電脳世界の設定を知った現在は電脳世界も夢のようなものかなと思っています。)

自分の造った世界やキャラクターに救われ、現実世界で生きる力をもらう、というのは創作や妄想をするタイプのオタク(私)にはとてもよくわかります。自分が作った世界なのにうまく行かないことも。

そして夢の世界に逃げているだけでは駄目で、目を覚まして辛く厳しい現実世界で戦わなければいけない。でもきっと、もしまたアカネが現実で苦しいことがあっても、もう夢の世界に逃げたりはしないでしょう。六花の願いがあるから。

アカネがアニメでの世界を覚えているか、忘れているかは分かりませんが、きっと心の奥にはこの世界と立花が存在して、現実を生きるために背中を押してくれるんだろうと思います。

心が温まりますし、自分も頑張って生きていこうと思えた作品でした。

 

二人のボディの差から分かる六花のリアルさ、アカネのリアルじゃなさ。

『SSSS.GRIDMAN』を視聴していて、どうしても一つモヤモヤしていた事があったんです。水着回で披露されたアカネのボディについて。

アニメを見始めたのも女の子が可愛いという要素が大きく、とくに六花のカーディガンから覗くどっしり下半身がリアルでとても良かったからというものがあります。口調やちょっと冷めた態度も、現代の女子高生っぽい、リアルさを大切にしているんだなと伝わってきていました。

アニメを見始めてからはアカネの容姿、性格がとても好みで好きになったのですが、水着回で披露されたボディが、私からすると なんか・・・違う!!!となったのです。SSSS GRIDMAN 描き下ろしB2タペストリー 宝多六花&新条アカネ タペストリー グリッドマン

たしかに色白で脚は細く巨乳と、アニメらしいスーパーパーフェクトボディで素晴らしいんですが、だからこそリアルさが全くない。アカネのキャラクターだったらもっと貧乳でいいし、リアルな方が嬉しかったなって・・・。

いっぽう六花は水着になってもなおスーパーリアルどっしりボディじゃないですか。フェチ要素ってこういうものじゃないんですか・・・とフツフツと不満に思っていました。内海くんだって実はメタボという生々しさがあったのに!!

 

が、最終回を観てすべて納得。

アニメアカネは「リアルアカネの理想の自分の姿」だからこういったボディになったんだと・・!足はスラリと細く、胸は大きく、まさに女子の憧れそのものですよね。

そして六花やほかの登場人物は、おそらく自分や周りのリアル住人をモデルとしているからリアルなんだろうなと。そう考えると裕太はもしかしたら完全にアカネが作り出した存在なのかもしれません。

六花のリアルさと、アカネのリアルじゃなさ。これも最初から仕組まれていた違和感だったのでしょう。本当に細部までよく仕込まれた、密度の高い作品ですね!! 

SSSS.GRIDMAN 新条アカネ 1/7スケール ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア

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最終話を観たあと、もっと深くグリッドマンの世界を知りたいと『電光超人グリッドマン』を観ています。Twitterで現在無料で視聴出来ることを教えていただき・・・。ひとまず2話まで視聴したところです。 

原作を観て思うのは、これを観ていた、さらには子供の頃に好きだった人がひたすら羨まし過ぎるということ・・・!!!!!